建設業法令遵守ブログ

【建設業法】関連コラム

令和4年度(上期)建設業経理検定試験の合格発表

大野裕次郎

社員行政書士・東京事務所所長

大野裕次郎

建設業に参入する上場企業の建設業許可取得や大企業のグループ内の建設業許可維持のための顧問などの支援をしている。建設業者のコンプライアンス指導・支援業務を得意としており、建設業者の社内研修や建設業法令遵守のコンサルティングも行っている。

令和4年11月11日、一般財団法人建設業振興基金は、9月11日に実施された令和4年度(上期)建設業経理検定試験の合格者を発表しました。

令和4年度(上期)建設業経理検定試験の合格者数・合格率

1級合格者は、財務諸表が357人(合格率21.1%)、財務分析が605人(合格率44.5%)、原価計算が285人(合格率15.2%)。1級3科目の合格者は361人。2級合格者は2993人(合格率33.8%)とのことです。

なお、令和4年度下期の検定試験の申込期間は11月15日~12月15日。検定試験は令和5年3月12日に実施される予定です。

合格受検番号

合格受検番号は一般財団法人建設業振興基金のHPに掲載されています。
こちらからご確認いただけます。
https://www.keiri-kentei.jp/exam/result/index.html

試験合格後は登録がオススメ

一般財団法人建設業振興基金では、1級および2級の建設業経理検定試験の合格者を対象として、会計・経理知識等の維持および向上を図ることを目的として、登録建設業経理制度を用意しています。登録者には「登録1級建設業経理士」または「登録2級建設業経理士」の称号が付与され、顔写真入りの登録証が交付されます。登録するには、登録講習会を受講する必要があります。

令和3年4月1日に、経営事項審査が改正され、その他の審査項目(W)に関して、「建設業経理の状況点数(W5)」については、経理に関して継続的に知識の向上に努めている者であることが評価要件となりました。登録講習会を受講した登録1級建設業経理士や登録2級建設業経理士でなければ評価の対象とはなりませんので、試験に合格された方は、登録講習会を受講され、登録いただくことをお勧めします。