事例

相談事例

おひとりさまの身元保証

依頼者の概要、状況

・89歳女性
・未婚・独身・子無し
・両親及び兄弟姉妹は他界、甥姪もおらず相続人不存在

親族もおらず、頼れるのは仲の良かった友人だったが、その友人も他界。その友人の娘とは家族のように親しくしている。自分が認知症になってしまった場合や亡くなったときに、友人の娘をはじめ、周りの人に迷惑を掛けたくないと考えていた。

また、有料老人ホームに入居することを決め、いざ契約をしようとしたところ、身元保証人を求められた。友人の娘に身元保証人の対応をお願いしたが断られてしまい、入居契約が進められない状況となり困ってしまった。

依頼内容

認知症になってしまった場合や亡くなったときに備えて、自分でできる対策をしたい。
有料老人ホームに入居するため、身元保証人の対応をしてもらいたい。

対応と結果

認知症になってしまったときや亡くなったときに備えて、死後事務委任契約・任意後見契約の締結と、尊厳死宣言公正証書の作成をご提案。内容にご納得いただき、行政書士法人名南経営・司法書士法人名南経営で、死後事務委任契約・任意後見契約を締結させていただき、尊厳死宣言公正証書の作成をご支援。

有料老人ホーム側の懸念は、万一の際の遺体の引き取り・専有部屋の明け渡し・清算手続き、認知症になってしまった際の施設利用料の支払い、終末期の治療判断であったため、名南経営との死後事務委任契約・任意後見契約、尊厳死宣言により、その懸念は払拭され、お客様は無事に有料老人ホームに入居をすることができた。