建設業法令遵守ブログ

【建設業法】関連コラム

令和2年度2級土木施工管理技術検定の合格発表

大野裕次郎

社員行政書士・東京事務所所長

大野裕次郎

建設業に参入する上場企業の建設業許可取得や大企業のグループ内の建設業許可維持のための顧問などの支援をしている。建設業者のコンプライアンス指導・支援業務を得意としており、建設業者の社内研修や建設業法令遵守のコンサルティングも行っている。

2020年10月25日に実施された2級土木施工管理技術検定試験の令和2年度の「学科・実地試験」及び「実地試験」の合格者が決定し、令和3年2月3日に発表されました。

合格者に占める女性比率が増加傾向にあるようで、平成30年度に初めて女性比率が10%を超えてから、3年連続で10%超えを記録しているとのことです。人手不足である建設業で活躍される女性が増えることは良い傾向ですね。実地試験合格者は、土木施工管理技士として、工事現場の主任技術者等として職務を行うことができるようになります。

受検者数及び合格者数


※1 学科のみ試験の受検者数及び合格者数を含む。
※2 実地試験の受検者数は、学科試験及び実地試験同日受検者のうち学科試験合格者と学科試験免除受検者(前年度学科試験合格者等)の実際の受検者の合計で記載。括弧内に学科試験受検者(学科のみ受検者を除く)と学科試験免除受検者(前年度学科試験合格者等)の合計で記載。合格率も同様の数値を元に算出。

合格基準

学科試験 :40問中24問以上正解(種別「土木」「鋼構造物塗装」「薬液注入」いずれも同様)
実地試験 :土木、鋼構造物塗装、薬液注入ともに得点が60%以上を合格基準とする。

試験問題、その他の内容については、一般財団法人全国建設研修センターのホームページ(https://www.jctc.jp/exam)に掲載されています。

なお、建設業法等の一部を改正する法律(令和元年6月公布)により、技術検定制度が見直されたことから、令和3年度の試験からは新制度となります。

行政書士法人名南経営は、建設業許可手続きだけでなく、スポットでの相談対応、従業員・協力会社向けの建設業法令研修や、模擬立入検査、コンプライアンス体制構築コンサルティングまで対応しております。MicrosoftTeamsを利用したWEB面談も可能です。お気軽にご相談ください。